Book Shelves Retrospective
書棚 - 佇まいの彼方
2025年5月吉日
みなさまへ
2025年8月5日(火)から11日(月)まで、目黒区美術館 区民ギャラリーにて、写真家・薈田純一(わいだ・じゅんいち)による展覧会「Book Shelves Retrospective / 書棚
- 佇まいの彼方」を開催いたします。
本展は、作家・編集者・研究者・書店主など、異なる背景をもつ人々の「書棚」に焦点をあて、その姿を記録し、「本と人」「空間と記憶」の関係を見つめ直す試みです。
書棚は、単なる本の収納スペースではありません。そこには、その人の時間や思考の痕跡が静かに佇んでいます。
本展では、江戸川乱歩、立花隆、李良枝、リービ英雄らの書棚をはじめ、古書店、図書館、別荘の棚など、思考の痕跡や記憶の層、偶然の景、意識と無意識が交差するような「佇まい」の世界を紹介します。
新作としては、養老孟司の昆虫標本棚、神楽坂の居酒屋「カド」にある書棚、写真家・亀山亮の書棚などを予定しています。
また、安部公房の書棚については、これまで部分的に紹介してきたものをあらためて全体的に構成し直し、展示いたします。
【会期・会場情報】
会期:2025年8月5日(火)〜8月11日(月) ※会期中無休
時間:10:00〜18:00(最終入場 17:30)
※8月11日(月・最終日)は15:00終了(最終入場 14:30)
会場:目黒区美術館 区民ギャラリー(〒153-0063 東京都目黒区目黒2-4-36)
アクセス:JR・東急「目黒駅」より徒歩10分
入場料:一般 800円(税込)
※中学生以下は保護者同伴に限り無料
※身体障害者手帳をご提示の方は、ご本人および介助者1名まで無料
※盲導犬・聴導犬・介助犬をお連れの方はご入場いただけます
※クラウドファンディング支援者には「通し入場券」などの特典があります
※現在、本展の開催に向けてクラウドファンディングも行っております。
https://camp-fire.jp/projects/827714/view
【作家プロフィール:薈田純一(Junichi
Wajda)】
写真家。兵庫県神戸市生まれ。
1980年代よりフランスの通信社Gamma Presse Imagesに所属し、報道写真家として活動。その後アート写真に転じ、「空間」「記憶」「視点の重なり」をテーマに、人の気配や時間の層をとらえる作品を制作している。
書棚をモチーフとした作品では、安部公房、立花隆、江戸川乱歩、李良枝、リービ英雄らの書棚を撮り下ろしてきた。
中央公論新社『松岡正剛の書棚―松丸本舗の挑戦』(2010)、および『アイデア』No.379「鈴木一誌の仕事」(誠文堂新光社)では、全写真撮影を担当している。
著作に『The Creation of Place or Gardens of Sesshu』(ビーコンヒル出版、2023)、『立花隆の書棚』(中央公論新社、2013|著:立花隆/写真:薈田純一)がある。
【お問い合わせ・画像資料について】
株式会社ビーコンヒル(主催)
E-mail:beaconhilltd@gmail.com
※作品画像データ(広報使用可)・作家写真・図録情報などのご提供も可能です。